2010年2月4日木曜日

読了レビュー100203

●自分の仕事を作る
再読、新書のときに読んで、文庫で読み直し。文庫の方が自分の身になる気がする、もしくは自分の状況が変わっているからか。
著者が興味を持った働き方を実践している人へのインタビュー集と考察。働くとはどういうことか。
真摯な分、書いた自分が実践しないと自己矛盾に悩みそうな文章。この文章に共感すると、もう単純に「企業/組織に属して働く」ということに考え込んでしまいそう。いやみんなそれぞれ考えるべきだと言っているのだ。一語一語が正しく重い。デザインとか何か作る仕事自体が自己実現に近い面があるから、理想を掲げて近づきやすいのだろう、ある意味贅沢。でも営業でもこういう気持ちを出発点にしたら販促広告とかもっと戦略的に臨機応変になるのかも。
「もしドラ」が組織ありきで個を活かす、に対し、この本は「個を活かすために組織を作る」のスタンスのように感じた。

それにしても自己啓発系の本って自分だけじゃなかなか実現できないような気もするんだけど、小さいことから実践して、周りに影響が及ぼせる世の中なんですかね、そんな世の中だと信じたい。

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