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松尾たいこさんの個展、先輩経由でちょっと手伝いました。
真ん中のフィルムの展示。タイトルのlayeredを表現したオブジェ。
たいこさんの絵、実は描線がにょろくて面白い。それを切りだしてパーツにしてフィルムで重ねて別の絵を構築する。というアイデア。
出力が透明度も彩度もばっちりで、ほぼシミュレーションと同じ感じになりました。
他先輩に会場の空間構成のアイデアだししたり。
たいこさんも2mサイズの新作を5点くらい描き下ろし。自分の絵を"作品"でなく"材料的"に捉えてるのかな、おぼれ切ってないクールさとど根性を感じる枚数の多さ。絵をいじる、って作家さん嫌いそうだけど、どんどん展開されて、それを作家本人が面白がる、ちょっと音楽のリミックスとかトリビュートアルバムを作ってるような気分。
技法は限りなく「大学受験のポスカラで描いた平面構成」を極めた感じ。
丸窓で動物モチーフをトリミングしたのも、意外と面白い(トリミング前提で描かれた絵じゃないので、ちょっと気を使ったけど、たいこさん自身はこだわりなくおおらかーだったみたい)
面白いです。