2017年8月23日水曜日

小学1年生の教具をデザインしました

ベネッセの[くり上がりくり下がりけいさんマスター]のデザインをしました。
http://sho.benesse.co.jp/sho1/original/

前モデルの二つ折りのミニマムな斜めキューブ型のもすごく思い入れてデザインしました。子供向けでも丸くなくてエッジが効いたシャープなフォルムというテーマでした。そこからガラッと変えたい、"モデルチェンジ"をしっかりしないで似ているとお兄ちゃんのおさがりでいいじゃん、となるそうです。

先方からの"ゲーム機っぽい""+-を形に表す"というキーワードを受けて、ストレートに+-の形を曲面で浮き出してます。上下のパーツ割りが斜めだし。未来的ってのでもないな、60年代のオリベッティみたいな強引でおおらかな感じになりました。教具って結構いろんな形が既にあるなと思う一方、危険&コストオーバーでなければいろんな形をほいほい提案出来て面白い。

子供でも操作しやすい10キーの配置や両手の保持感確認を、初期に3Dプリンタでモック作って子供に操作してもらったり、人間工学の先生にアドバイスをもらったりしました。

カラーリングは当初微妙にニュアンスのある色で提案していたので、子供らしい澄んだ色ってあーこういう色なのね、勉強になりました。数字のフォントは前モデルと同じくコンテンツ共通イメージでシャープな印象のを使わせてもらいました。

今回はパッケージもやらせてもらいました。従来はコンテンツのマンガや商品の斜視図が載ってたのですが、プロダクツの3面図と上下白赤のカラーリングをほぼ原寸で箱に展開しました。