2019年9月3日火曜日

うちはイケアブームか

今更IKEAの商品の完成度の高さにはまっている。若い頃はいいなあよくできてるなあと思いつつ、デザイナーとしてこれに負けては悔しいと思っていたが、もうそういうのやめたし。ヒュッテの家財を揃えるのがきっかけで行くようになった。だんだん普段の家にもIKEAが染み込んできた。

普通の棚には布ボックスがぴったり入る。
高さ可変のガレージっぽいスツールとミニ脚立の座高が揃えられる。
台所は高めの収納が大きいカウンター。集成材のテーブルトップと黒に合わせてキッチンに黒のカッティングシートを貼った。
家具の組み立ては大変だが文字なしの取説はわかりやすい。

椅子にもローテーブルにもなる鉄骨フレームの入ったバナナ繊維のスツール。
さりげないが少しバランスをころんとさせたランプシェードは同じシリーズのクリップライトもある。
ロールスクリーンの透け具合がいい。
トルコのキリムをパッチワークした絨毯。
悔しいか電気製品も安くてよくできてる。5連テーブルタップ、LED電球。日本が北欧に負けている。

IKEAの他のコップも手に取るが、サイズがぴったりくるのは79円のガラスコップ。
そばちょこのふりをしてるが少しテーパーが強いコップはお茶コーヒーデザート小鉢に使える。
少し小さい皿を探すと白だけでなく紺やターコイズ、六角形の黄色、白の楕円など。
IKEAにポイントカードがあったらかなりスタンプ溜まってる。

さらに安い棚なんかはJマートで買ったが板厚が薄いのと表面仕上げの色が淡いのがチープなのか。
IKEAは80年代に文化屋や大中を賢く使う"チープシック"の行き着いた果てか。
東京に遊びに来てわざわざ恵比寿の温故知新で古道具の家具を見たりしていた。
今はより目利きが必要な100均とドンキに集約してしまった。
フランフランも下火になった。
ニトリ大塚ではここまで工夫と見た目のバランスが良くなく見える。売り場の雰囲気か先入観か。
独立系家具屋さん、がんばってください。