2013年7月31日水曜日

ハイクのバリエーションができました

独りがけと三人がけができました。
独りがけは二人がけと同じクッションのサイズです。私のようなちびっこにはホントに海の上の大きな浮き輪のように、上であぐらかいたり体操座りしたり。大きな人もゆったりリクライニングできます。
三人がけはもっとだらんとでかくなるかと思ったら割とコンパクトでスリムでした。ロングスパンを真下の一本脚で支えています。背もたれにも真ん中に支柱をいれたのも自然なおさまりです。

旭川スタイルのほうで扱うのかな?くくのきにも9月には持ってきてもらえるようにできるのかな?というところです。
http://www.rakuten.co.jp/asahikawa-kagu/

2013年7月30日火曜日

福祉作業所さんの商品開発をしました

http://www.futacolab.jp/

福祉作業所という存在も去年まで知らなかったのですが、磯村さんが「地元密着のプロジェクト」futacolabを立ち上げて、それに乗ったのです。
障がい者の方(利用者さんという)単純反復作業が得意とのことです。紙すき、焼き菓子作り、チラシをパッケージ詰めするとか。栃木だったかすごいワインを作っている人達もいます。実際行ってみると得意不得意あるし、マエストロみたいな自分の仕事に自負があって作業している人もいる。法律が変わって、ちゃんと稼げるビジネスモデルを作れ、というお上の目標提示があったそうです。

世田谷区の烏山福祉作業所がもともとスエーデン刺繍の技術を持っていて、といっても本格的模様が作れるのは一部の方で、大多数はスエーデン刺繍針で直線挿しなんでちょっと地味だった。で、「粗い布目を掬うスエーデン刺繍の技法で直線挿しだけでお洒落なもの作れないか」から始まりました。布も柔道着の布とかも試したり、モヘア毛糸を挿したり、従来の刺繍糸の色をコントロールしたり、テーブルクロスに縫ってみたり。じみーにちくちく試作してました。
結局スキー針で粗いクロスに毛糸をチェック模様に挿す、futacolabのブラック&ホワイトでユニセックスなイメージに落ち着いたのです。
futacolabの二子玉川ライフ=お洒落なファミリー、スイーツの多い街、普段からお茶でおしゃべり、なイメージからコースターとティーコゼー(ポット保温カバー)に縫製していただきました。
写真のように陶器のコーヒーセットだけでなく、ガラスのコップ、カッパーやチタンのビールタンブラー、素朴な湯のみでもなぜかしっくり合うし、あんまり家庭的フェミニンではないので、オフィスでも違和感ないです。コゼーは大きいのでほうろうケトルでも急須でも使えます。

他2月からの活動もサイトアップされました。ハートのカードはバレンタインのときに世田谷福祉作業所さんに「ハートを描いて」と言ったら沢山絵が届いたのでそれをアレンジしてます。ううむ、こんなハートは私は描けない、パワフルで心がこもっている感じでよろしい。

とはいえ大量生産は想定してません、マイペースでちくちく作っていただいてます。でも世に出て福祉作業所の存在を知っていただいて、やりがいを感じるという労働のシンプルな喜びだよね。
焼き菓子は1ヶ月準備あれば100個ぐらいはできるので、二次会とか地域の子供イベントとかにリーズナブル価格で応じていただけます。



8/25世田谷代田ものこと祭りにもNIZYU-KANO/QUZEさんブースに間借りして出店いたしました。
紹介記事
http://nikotama.keizai.biz/phone/headline.php?id=650



2013年7月16日火曜日

リレーマラソンに参加しました

富士北鹿公園でのリレーマラソンに参加しました。
http://www.24hrun.jp/index.shtml

去年も退院1週間後に応援&避暑の名目で行って、暇だからkeenのサンダルで6周9.6km走ってしまったのです。バナナとポカリと涼しい気候で随分回復して10日後のフジロックに臨んだ、というむちゃくちゃなことをやってました。
今年はちゃんとアシックスのランニングシューズも買って、参加しました。

去年参加したひとで都合つかなかった人、体調悪かったひとが7人発生して、8人で24時間まわすことになってしまい、まじ16周25.6km走り(歩き)ました。
チーム全体では137周、2年前に1周足りず。でもぼんさんに寝てもらったし、夜の助っ人も無しみんな平均で10周越えていたし感慨深いなあ。ぼんさんは7月で神戸に拠点を移すから来年はどうなるのかなあ。皆様おつかれさまでした。
去年は膝が痛かった覚えがあるが、今年はふくらはぎと腰の骨盤横、お尻、モモ外側が痛くなった。なぜか背中、腕の外側、握力筋まで痛い。モモの内側が痛くならないということは、正しいフォームではないのかもしれない、誰か効率いい長距離フォームを教えてください。
涼しいし日差しきつくなかったし、雨も降らなかったのでおそらく大会全体の記録もよかったのではないかと思われ。ちなみに夜中の富士山を見るとヘッデンの灯りが見えていたので夜中登山は全面禁止ではなさそう。

で、終わってから灼熱の東京に戻らずに小川山に避暑に行き、月曜は筋肉痛といいながらハコヤでトップロープで3本登らせていただきました。こちらも夜中の雨は朝には乾いて昼間は久しぶりに雨の心配もなく、三連休お天気に恵まれました。

2013年7月1日月曜日

ポートレート

ロンドンにはポートレートギャラリーというのがありまして。
http://www.npg.org.uk/
http://www.npg.org.uk/whatson/exhibitions/bp-portrait-award-2013/the-exhibition/prize-winners.php
そもそも中世の画家なんて聖書の題材か有力者の肖像を描いていたんだろうけど
近代になって、写真が発明されるとポートレートは衰退していったのだろうと思っていたら
ちゃんとイギリスには残っていて、ちゃんと現代的な描き方でモダナイズされていて、すごく感動した。

大学生のときにホックニーが絵画のようなイラストのような、圧倒的なオリジナリティのある具象を描いていて
大学の2こ上の先輩のハヤシさん(だったか)グラフィックデザインの授業で友達のポートレート(確かしゃがんでいる全身)をリキテックスで立体的/カラフル/適度な省略で描いていて、いまだにそれがカッコいい絵だったと思う。
1997年ホックニーがFlowers,Faces and Spacesという花とポートレートの画集がリリースされて。
http://www.amazon.co.jp/David-Hockney-Flowers-Faces-Spaces/dp/1870280628

3Dプリンターで何作ろうかなんて、自分を測ってミニチュア作るんだったら肖像を描くってのもありじゃないのかなあ
と思って今描いてる、なうです。
ギターデザイナー/コレクターのMさんから依頼があって描かせてもらいました。それにしても「ポートレートに耐える」って人間の懐の深さとか幅とかの目安になるんじゃないのか、なかなかなものです。
元の写真もすごい良かったけど、本人のサラリーマンらしからぬキャラの彩度の高さと、写真のブラッキーな階調とを混ぜつつ、量感と似てるを両立させつつ。空気感が出てきたのでよかった。満足いたしました。ハッチングって自分でやるとすごく表現域が広くて溺れそうなくらい使い勝手がよい。

もっと描きたいので、ご依頼ください。よろしくお願いいたします。