2010年6月27日日曜日

若沖と鳥山明

今日までだったのですが千葉市美術館で若沖の水墨画中心の展覧会があったのです。
http://www.ccma-net.jp/exhibition_01.html 
すごい銘品ばかりでした、地方の美術館の企画としてすごいです、その割に空いてたと思う。 
ほんとグラフィティとかに近いくらい自由です。若いストリート系のコでもすごさがわかると思う。85歳まで描いていて、晩年がより自由な画風になったらしい



たまたまtwitterで鳥山明すごすぎの記事。http://tenkomo.blog46.fc2.com/blog-entry-1964.html 




どちらも楽しそうに、体が勝手に動いちゃって描いてるようですね。スタイルに則って、ディテールをコントロールしながら全体の構図や濃淡バランス、描写物のアウトラインにも意識がある。 いきいきわくわく明快。それは「そのとき描きたい絵」だったろうけど、普遍の魅力とかエネルギーが惹きつける。
それでも若沖のほうがより自由で軽妙、すごいじじいだ。筋力も相当ないとでかい瓜や鶴の絵なんて一息で描けない。 


若沖は私が学生の頃に展覧会があって、動植彩絵系の緻密彩色画に当時は衝撃だったんだけど、今は水墨画の一瞬勝負に筆のにじみとかコントロールする技に惹かれるなあ。この良さは若い頃にはわからなかった、といっぱしのジジイ気取りで感慨深いよ。

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