2010年6月1日火曜日

中銀カプセルタワー

wikiにも載ってますね。黒川紀章さんの代表作、世界初のカプセル構造のマンシオン。(マンシオンは中銀の商標らしい)
http://blog.livedoor.jp/laute33/
twitterでたまたまフォローしていたヒトが【カプセルのオーナーが見せてくれるって、参加者募集】のツブヤキを見て、全然知らないヒトだけどもう見たくて、「参加希望」でRTしたら行けました。
140室って半端だよなあ、手作りには数が多く、工場生産には小さい。見た目にはすっきりと壁にビルトインされた収納やAV、電話、水道、冷蔵庫。カプセルは廊下シャフトにボルトで留めていて、シャフトから棚受け状の構造が出っ張っているわけではないようです。ただのボルト締めのキャンティレバー、そりゃ入り口付近から雨漏りするでしょう。そこから電気、水道も引いているというのもすごい。換気のシミュレーションをしなかったのか、ボイラー室上のカプセルはカビが生え、今は使っていないそうだ。
廊下(シャフト)とカプセルは音がだだ漏れ、でもカプセル同士は完全に離れているので、音は聞こえない。
見せていただいた部屋はビルトイン家具がかなり竣工当初の状態で残っていた。でももう一部屋見せていただいたカプセルは家具が完全に撤去されていた。
短期間で作ったというから、いろいろガタがきている、特に上下水配管。でも短期間だったからできた気もする。迷っていたらきっと作らなかっただろう。
海外からの巡礼が多いそうで、日本人よりも多いそうだ。部屋を見せてくれたSサンは週末だけパートナーと過ごしに来ているそうだけど、たまに見たそうな外人がマンションの外をうろうろしていると中に入れてあげるそうだ。
外、1階には竣工当初の内装のカプセルが丸窓の外から見ることができる。
アスベストが使われているから、いつ壊されてもおかしくない。でもオーナーはみんな大好きで住んでいる。昔は場所柄オネエチャンを囲っているヒトも多かったらしいし、今は事務所や週末滞在用、さらに70歳ご夫婦が定住しているらしい。1カプセル300万円くらいでたまに売られているそうだ。新橋のあの立地で10平米の秘密基地が持てるなら、悪くないと思う。
今の技術で作ったとしたら、いくらぐらいの物件になるのだろう。9hがアリなら、これもありじゃないかな。


一緒に行ったcalmanさんの写真を一部掲載。それにしてもtwitterのおかげで見ることができた。嬉しい、興奮した、感動した。




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