これ行ってきました。
んーまあ企業内向けっぽいのかな。
インプロビゼーションとは「即興演劇」なんだけど、演劇ってほどでもない。2人1組で相手の3分フリマネしたり、3分ほら話で盛り上がったり。そ んなことしているうちに初対面でも気持ちがほぐれるのだ。できれば肩書きとか名前とか知らないでやった方が劇的効果がある。で、ほぐれたところでアイデア 出しやると、すごくスムーズで自由な広がりができる。(収束の場合はどうなるんかわからん)
相手の呼吸を見てシンクロさせる、更に面白くするという脳の動きが伸びる。コンペとは対極の「いいもの作ろう」の手段だな。客観的に見ると「オトナのお遊戯ごっこあそび」にしか見えない。とてもアメリカっぽい、派手なワークショップというか。
私もお勤め時代に「スパゲティカンチレバー」の仕切り役とかやった。そのときはすごく盛り上がる。クリエイティビティが部屋内に充満する。でも終わって自席に戻ると、「通常ルーチンモード」にみんな戻っちゃうのだ。
本音と建て前を使い分ける日本独特なんかな。
あとね、
インプロは「リラックスして楽しむ環境が無いとクリエイティブなことは考えられない、実力発揮できない」という前提なんだろうけど、日本企業って 今不況で経営サイドがすごく締め付けとか緊張の方向に行ってるのよね。そこでのずれが気になって参加したんだけど、そこはすっきりはされなかった。
今回は初対面といえども(すでに過去に体験している人も何人かいるようだった。研修カタルシスが得やすいよね)職能が近い、目的が同じで集まっている人たちだもんで、ある程度リテラシーも揃ってるメンバーでやったから、すごくスムーズ。1時間のインプロであっという間に打ち解けて、最後の1時 間半で「花粉症」テーマで5人グループワークで発表までやった。(すごい!学生並に若いな)
そのときに「なんだいまどきのデザイナーは絵が描けないなあ」と思っていたら、実はwebデザイナー率が異常に高かったのだ。えーーーJIDPO のセミナーにこんなにwebデザイナーが来るのか??イマドキwebデザイナーなんてプログラマー並に専門知識が要るっていうけど、専門知識もクリエイ ティブもやらなあかんて、それ大変やなあ。
デザイナースキルスタンダード策定(産業なんとか省がらみでJIDPOがデザイナースキルを測るものさしを作ってるとか)でセミナー開いたらプロ ダクトとwebが混じってるって、なんか私から見ると人種全然違うような気もするけど、そうでもないんかしら。そうかだから必ずしもアウトプットがプロダ クトに拘らないし、昨今のプロダクト自体が希薄というか執着がないテイストなのか。
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1ついい言葉というか概念を聞いた。以前は「学ぶ」というのは一方的だったんだけど、今は「学ぶ」はコミュニケーションの中でこそ身につくし、オトナになってからも学ぶ"学びほぐし"が重要 なんだそうだ。
学びほぐす、学びほぐし続ける。。 学ぶ の定義がおそらく40歳あたりを境目に違うみたい、それは私も感じてる。そして、コミュニケーションの無い、トップダウンな学びには限界がある、と思ってる。
でも45歳以上の参加者が少ないってことはもう遅いと思っているみたいな節も感じられるな。
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