今日までだったのですが千葉市美術館で若沖の水墨画中心の展覧会があったのです。
http://www.ccma-net.jp/exhibition_01.html
すごい銘品ばかりでした、地方の美術館の企画としてすごいです、その割に空いてたと思う。
ほんとグラフィティとかに近いくらい自由です。若いストリート系のコでもすごさがわかると思う。85歳まで描いていて、晩年がより自由な画風になったらしい。
たまたまtwitterで鳥山明すごすぎの記事。http://tenkomo.blog46.fc2.com/blog-entry-1964.html
どちらも楽しそうに、体が勝手に動いちゃって描いてるようですね。スタイルに則って、ディテールをコントロールしながら全体の構図や濃淡バランス、描写物のアウトラインにも意識がある。 いきいきわくわく明快。それは「そのとき描きたい絵」だったろうけど、普遍の魅力とかエネルギーが惹きつける。
それでも若沖のほうがより自由で軽妙、すごいじじいだ。筋力も相当ないとでかい瓜や鶴の絵なんて一息で描けない。
若沖は私が学生の頃に展覧会があって、動植彩絵系の緻密彩色画に当時は衝撃だったんだけど、今は水墨画の一瞬勝負に筆のにじみとかコントロールする技に惹かれるなあ。この良さは若い頃にはわからなかった、といっぱしのジジイ気取りで感慨深いよ。
身近なデザイン以外のことがラジカルすぎる。
●上海万博、面白いのか?ぐぐっても今ひとつ有益情報がでてこない。やっぱ宣伝というか情報戦略に慣れてないのか中国。もしくは以前なら【万博】ってだけで人が動いていたのが、自分がもうちょっとネットで裏取ってから動こうという癖がついちゃってるのか。ザハハディッドは何か作ってないみたいだけど、ヨーロッパ勢のパビリオン気になる。
http://www.dezeen.com/2010/05/20/installation-for-the-uk-pavilion-at-shanghai-expo-2010-by-troika/
http://www.dezeen.com/2010/05/02/uk-pavilion-at-shanghai-expo-2010-photographed-by-inigo-bujedo-aguirre/
http://www.his-j.com/tyo/special/shaexpo/shaexpo.html
ところで数年前に上海万博の完成予想図に【犬がおすわりしてるカタチのビル】があった覚えがあるのだが、それは作らなかったのかな。
●ふつーの冷蔵庫。てゆーかiPhone買う前になんとかしてほしい。面白すぎ。エコがふっとんでる。
http://togetter.com/li/30646
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/shosai_10_kabuki.html
串田和美すごい。半端なじじいじゃないな。農民ラップだもん。
領民の年貢に苦しむ窮状を殿様さらに公方様に直訴する地主の話。原作では公方様が受け取った、という描写らしいが、この歌舞伎では受け取って「よくぞ知らせてくれた、わしも領民のことを第一にまつりごとを行うぞ」と殿は言ったあげくに、その後で大臣にぐちぐち言われて180度翻す、そんなことは知らずに「殿はわかってくれた!」と喜ぶ地主。というすごーくオトナな展開。で、地主一家嫁コドモ一家処刑、でうかばれないじゃん!と芝居を見ていた農民が怒り出す。
土を盛った台を動かして場面展開、土が農民のリアリティを出してる。七の助が演じた「外の世界が知りたい」と村を飛び出したムスメさんが哀しい。
チケットがとりにくいそうだから、チャンスがあれば是非。串田和美が元気なウチにどうぞ。
Palshus
1960年代のデンマークの窯。ゾウ、小鳥やばいくらいかわいいいいい。
http://www.elephant-life.com/?mode=grp&gid=11777
なんか可能性を攻めてる陶器のサイト
http://www.nymphenburg.com/en/nymphenburg/
印刷博物館の活版体験
水〜土曜15:00-予約不要、先着6名。約40分のプログラム。1年の講座もあり。
http://www.printing-museum.org/exhibition/lecture/index.html
グラフィック・トライアル2010
http://biz.toppan.co.jp/gainfo/gt/index.html
光を99%吸収する素材(カーボンナノチューブ)
http://wiredvision.jp/news/200801/2008011722.html
wikiにも載ってますね。黒川紀章さんの代表作、世界初のカプセル構造のマンシオン。(マンシオンは中銀の商標らしい)
http://blog.livedoor.jp/laute33/
twitterでたまたまフォローしていたヒトが【カプセルのオーナーが見せてくれるって、参加者募集】のツブヤキを見て、全然知らないヒトだけどもう見たくて、「参加希望」でRTしたら行けました。
140室って半端だよなあ、手作りには数が多く、工場生産には小さい。見た目にはすっきりと壁にビルトインされた収納やAV、電話、水道、冷蔵庫。カプセルは廊下シャフトにボルトで留めていて、シャフトから棚受け状の構造が出っ張っているわけではないようです。ただのボルト締めのキャンティレバー、そりゃ入り口付近から雨漏りするでしょう。そこから電気、水道も引いているというのもすごい。換気のシミュレーションをしなかったのか、ボイラー室上のカプセルはカビが生え、今は使っていないそうだ。
廊下(シャフト)とカプセルは音がだだ漏れ、でもカプセル同士は完全に離れているので、音は聞こえない。
見せていただいた部屋はビルトイン家具がかなり竣工当初の状態で残っていた。でももう一部屋見せていただいたカプセルは家具が完全に撤去されていた。
短期間で作ったというから、いろいろガタがきている、特に上下水配管。でも短期間だったからできた気もする。迷っていたらきっと作らなかっただろう。
海外からの巡礼が多いそうで、日本人よりも多いそうだ。部屋を見せてくれたSサンは週末だけパートナーと過ごしに来ているそうだけど、たまに見たそうな外人がマンションの外をうろうろしていると中に入れてあげるそうだ。
外、1階には竣工当初の内装のカプセルが丸窓の外から見ることができる。
アスベストが使われているから、いつ壊されてもおかしくない。でもオーナーはみんな大好きで住んでいる。昔は場所柄オネエチャンを囲っているヒトも多かったらしいし、今は事務所や週末滞在用、さらに70歳ご夫婦が定住しているらしい。1カプセル300万円くらいでたまに売られているそうだ。新橋のあの立地で10平米の秘密基地が持てるなら、悪くないと思う。
今の技術で作ったとしたら、いくらぐらいの物件になるのだろう。9hがアリなら、これもありじゃないかな。
一緒に行ったcalmanさんの写真を一部掲載。それにしてもtwitterのおかげで見ることができた。嬉しい、興奮した、感動した。