..て組織マネジメントの本に興味があるとは自分でもびっくりだ。
在職中は変な知恵をつけたくなかったので避けていた。成功事例のビジネス書には興味が持てなかったし。
●スピード・オブ・トラスト
信頼がスピードを上げコストを下げる。あたりまえだ。
でもちゃんと分解して書いたのがこの本の価値。
組織とかいろんなものの「あるべき姿」を語るときに、言葉の定義の確認として使える本だ。
あと仕事での人間関係と家族との信頼を築くのを結びつけた論調は好ましいと思った。仕事とプライベートを分けるって変だもの。
ちょっと自己啓発系みたいなのと、「率直に話す」ことのアメリカ人と日本人との差はありそうなので「そんなうまくいかんだろう日本では」というとこはあります。
●もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
秋本康門下にまんまとやられました。萌え系イラストの表紙を含めて。
すごく面白かった。 高校生なのにこんなに部活マネジメントに入れ込んだら勉強できんだろう、というのはともかく。
もやーとした長年の謎に答えてくれたような気がする。単にシンプルなストーリーにまんまと乗せられているのかもしれないが、オレ。
現実には(たとえこれが家族のような小単位だとしても)マネージャー同士のパワーバランス、個人の利害思惑、市場分析のあいまいな解釈、お金/シェアという評価、やりたいこととやれること、本音と建て前などあるんだが。
それにしてもドラッカーというひとはこれを70年代に書いていたのか。ならもうちょっと常識になっていてほしかったな。全然知らなかった。単純に経営論に興味が湧いた、それはすごい。
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