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東京都中小企業振興公社の事業家チャレンジ道場に磯野師範から誘っていただいた。ちょうど3月で丸和製作所さんとの協働が終了していたので、同様の”金属板をレーザーカット”技術を持つケイエスレーザさんの新製品の開発のデザインをするのだ。
始めるにあたって丸和製作所にはお断りのメールしたところ、実はケイエスレーザさんとチャレンジ道場でお知り合いだったみたいで、励ましていただいた、いい人だ。
ケイエスレーザさんの社長の奥様Mさん(この夫婦仲良くて、友達のとこの夫婦みたいな微笑ましい雰囲気がこのプロジェクトの成功要因だと思うの)がテーブルコーディネートの知識/意識が高くて、テーブルコーディネートウエアを作りたいとのこと。10月顔合わせ2月のギフトショーの振興公社のブースに出品。正月はさむからあまり時間は無い。
いやあ知りませんでした、テーブルコーディネートの世界。せいぜいおしゃれなフルーツバスケットくらいしかイメージできてなかった。AXISのリビングモティーフで売っているような舶来のテーブルウエアは2-3万円くらいで堂々と売っている。ALESSIもこういうジャンルか。
テーブルコーディネートに高さの変化を付ける、ほんの10cmくらいでもメリハリができて全体が引き締まる。そういえばIKEAでも卓上卓袱台のような脚付きトレイ売ってる、あの原理か。
1stスケッチで構造とデザインテイストを数案提案したらMさんのイメージに幸いはまったようで、これがよかった。Mさん遠慮がちなようで結構好みがはっきりしていて、自分でも結構アクションしてくれる人、デザイナー尊重=投げっぱなし、決めない という人では全然なかった。指摘がめちゃ細かいけど、フォローも要望も的確。30年仕事していてベストクライアントかも。
ネーミングも最初私が提示してそれでロゴを展開してたら、なんか違和感あるみたいで、もやーっとしているので代替え案を絞り出して”あーもうだめだ思いつかない”と困っていたところ自力でcomoleve(木漏れ日/como(一緒に)lever(上げる)を提示してくれた。登録商標やネーミングのサイトとかもすごく探索してくれていたみたい。パッケージの試作も自力で業者探してかっこいいのを見せていただきびっくりした。一緒に創り上げる意識が強いそしてセンスが私と近い、ありがたい。
リーフレットなどに使う商品写真もMさん撮影のも光の回り方、グリーンのスタイリングがもう全然私より上手だし、手配も仕事も早いし。デザインて進めていると孤独だなあ、かといって複数デザイナー参加だと調整ややこしいしめんどくさい仕事だなあと思っていたが、こんなにばっちり仕事分担できるなんて夢のようだ。
商品デザインは基本的にはイラストレーターで作り、ライノセロスで仕上げた。ライノに入れて取説や知財資料も作った。2D3Dの地続きでデザインできた。試作も作っていただいて、実物のサイズ感、重量感も確認した。
2月のギフトショーを無事迎え(思えば会場でMさんにマスクもらったり新コロナがこんなに長引くとは夢にも思ってなかった)、いろいろ課題も見つかりつつ、まずは販路探索しつつゆっくり育てていくことになった。
それにしても新コロナ、残念なタイミングでほんと残念だわ。
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