ロンドンにはポートレートギャラリーというのがありまして。
http://www.npg.org.uk/
http://www.npg.org.uk/whatson/exhibitions/bp-portrait-award-2013/the-exhibition/prize-winners.php
そもそも中世の画家なんて聖書の題材か有力者の肖像を描いていたんだろうけど
近代になって、写真が発明されるとポートレートは衰退していったのだろうと思っていたら
ちゃんとイギリスには残っていて、ちゃんと現代的な描き方でモダナイズされていて、すごく感動した。
大学生のときにホックニーが絵画のようなイラストのような、圧倒的なオリジナリティのある具象を描いていて
大学の2こ上の先輩のハヤシさん(だったか)グラフィックデザインの授業で友達のポートレート(確かしゃがんでいる全身)をリキテックスで立体的/カラフル/適度な省略で描いていて、いまだにそれがカッコいい絵だったと思う。
1997年ホックニーがFlowers,Faces and Spacesという花とポートレートの画集がリリースされて。
http://www.amazon.co.jp/David-Hockney-Flowers-Faces-Spaces/dp/1870280628
3Dプリンターで何作ろうかなんて、自分を測ってミニチュア作るんだったら肖像を描くってのもありじゃないのかなあ
と思って今描いてる、なうです。
ギターデザイナー/コレクターのMさんから依頼があって描かせてもらいました。それにしても「ポートレートに耐える」って人間の懐の深さとか幅とかの目安になるんじゃないのか、なかなかなものです。
元の写真もすごい良かったけど、本人のサラリーマンらしからぬキャラの彩度の高さと、写真のブラッキーな階調とを混ぜつつ、量感と似てるを両立させつつ。空気感が出てきたのでよかった。満足いたしました。ハッチングって自分でやるとすごく表現域が広くて溺れそうなくらい使い勝手がよい。
もっと描きたいので、ご依頼ください。よろしくお願いいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿