去年のビジネスアワードで優秀賞をもらったデコプレート、その後共同制作していただいてる丸和製作所といろいろフォルムやシーンの可能性出しをし、そのうち社長さんの友人の建築さんやインハウスデザイナーさんも加わりチーム化しました。カタログ制作や写真撮影、展示ブース制作も、普段の仕事のスキルをややはみ出てますが自分たちでやりました。なんか部活のような学生の頃のような、でも今は便利なアプリやオンデマンド印刷もあるし。
既に販路がありじわじわ拡販している「縞板シリーズ」の展開と組み合わせ、「くらしのなかにメタリック」というテーマでextra preview#17に出展しました。9/5-7/2018
よくあるシャープで男性的でクールな金属イメージではなく、木や植物、オーガニックに合わせるイメージです。
小ロットオーダーや縞板に興味を持っていただけた人もぼちぼちいて、
一年以上ちょっと自分たちの思いで進めていたことに良い反応があるのは励みになりますね。
しまじろうと仕事しました。ひらがなパソコンといいます。しまちゃん人形は既存、イラストはプロの方々です。本体キーにもイラスト入るのと、カードのレイアウトはやりました。角Rは大きいが割とまじめな本体フォルムです。
うた、かるた、しりとりなど11月までコンテンツが続きます。シリーズ機ですがいろいろ改良が盛り込まれてます。4歳で50個のキーを操るのね。
いわゆる子供向けなんだがイラストがかわいくて今風。さすがだ。
そしてシートキーの縁と"できた/もどる"キーの青がほぼ揃ったのがそっと嬉しい。操作もシンプルになったし。カードを立てるとパソコンぽい佇まいになる。カードの下に固有のパンチ穴開いてて、穴位置でコンテンツ毎の音声が再生されるのだ、ローテクハイテクだな。
ベネッセの仕事はこういうハイテクローテクな知恵が入るのが面白い。
https://www2.shimajiro.co.jp/hop/contents/2item/index.html…
平成29年度の東京手仕事プロジェクトテーマに選ばれて江戸つまみかんざしの夢工房さんと半年協働して商品開発した商品が"東京手仕事"商品に選ばれました。5/28が表彰式、6/12まで日本橋三越5F東京手仕事コーナーで販売です。
プロダクトデザイン脳というより個人的なおしゃれ脳の方を働かせたというか。お父さんは監督、お母さん裕子さん、私の女子チームで個人的好み満載で商品化しました。
かんざしは七五三や成人式の晴れ着でしかつけない、普段の洋服で会うネックレスです。ナチュラルで大人っぽいグラデーションに染めたり、間隔を狭くして花びらを糊付けしたりとスタンダードなかんざしの製造工程ではやらないことをやっていただいてます。アレンジに自由度があるラリエット(金具がない輪になってないネックレス)、二重花びら、ワインレッドなチョーカーと単花びらグリーン系のロング。参考価格各6800円(税抜)。 ボックスとカードにいれたkaren(可憐、花連)ロゴも作りました。全然江戸っぽくないけど。
東京手仕事は独特なカタログやブランドブックを作るのです、ブックは9月頃に完成予定。
http://tokyo-craft.jp/promotion/exhibition39/
http://yume-tsumami.com/
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ロングタイプ |
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チョーカータイプ |
月一回どうなることやら。デザイン相談の席では直接自分の売り込みはしないんで、うだうだの世間話にならないようにお役にたてる事ができるのか、やってみながら試行錯誤ですわ。
http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/shien/soudan/design.html
http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/shien/soudan/designer.html
ところで東京都中小企業振興公社発行の"デザイン活用ガイド"という小冊子はすごくよくできているので、これ読むだけでもとても参考になると思います。
一昨年の秋だったかに小林さんに"ジムでビレイするとき足が寒いので内履き作りたい、片山さん以前スリッパ作ってたでしょ"と相談され、どうしようかなーと思ってました。スリッパは楽だけどスポーティじゃなくてかっこ悪い&脱げやすい、靴下や室内履きは履く手間がめんどい、クロックスは嵩張るし、裸足はじわじわ寒い。なかなか決定打が無いんですよね。
そうこうしているうちに、以前(東日本震災の翌年)一緒に仕事させていただいた石巻のウエットスーツメーカーmobby'sの兄弟会社のファン・クリエーションさんから去年の夏にひょっこりメールが来て、また何かやりませんかとお話いただました。嬉しいね、忘れられてなかったね、ありがたいです。あ、じゃあクライミングジムで履く室内履きどうですか?とんとん拍子の半年で製品にすることができました。ジムスリッポンという名前です。
去年のモンキーマジックの目隠しコンペで先行販売して好評でして、だんだん拡販していく感じになってきました。
ウェットスーツ生地(ネオブレン)独特のもちもち弾力が心地よく、ふにゃふにゃした靴下や堅い靴と違うフィット感です。フィットしてるのにサラッとしてるというか。縫製もウエットスーツ方式なので、内側に縫い目のミミがなくて滑らかです。
柄はモンキーマジックおなじみのランドルト環とロゴ、自販機デザインでも展開したクライミングギアと組み合わせてグラフィカルにカラフルにグラデーションにしました。ブラック地にカラフル柄のブラックと、マルチカラー地にフロストホワイトの柄を載せたホワイトの2柄展開です。こんな鮮やかなプリントができるのもウエットスーツならではの技術。表面も膜っぽく硬くなったりしないで布&ウレタンの心地よさです。
底はウエットスーツの膝部分など補強箇所に使うかっこいいパターンのEVAです。底の摩耗などを考慮すると室内用です。
サイズは大(25-28cm)小(23-25cm)左右同じ形状。履いてビレイのように踏ん張りたい、フィットした履き心地がいい人は男性でも小を買っているようで、それぐらい伸縮性があります。普段の室内履きとして使いたいなら大でゆったり履く女性もいるそうです。
当面はモンキーマジックの月数回定例で行っているマンデーマジックのイベントで実際に履けるサンプルもありつつ購入可能です。また片山からも購入可能です。購入というか、モンキーマジックの活動を応援する3500円以上の寄付、3200円/税込3456円となります。
ジムで取り扱いたい、オリジナル柄(意外と小ロット対応が可能)、などこれからいろいろ企んでいきたいと思います、ご興味ある人連絡ください。よろしくお願いいたします。
https://qualita.life/
ぶつだんクオリタ
モダン仏壇の新ブランドを立ち上げたい、というご相談を北匠工房さん経由でいただいて、一部の商品、オープン型仏壇、位牌フォルム、仏具などのデザインやディレクション、ブランドネーミングをしたのがリリースされました。ステージタイプの小さいほうは模様ガラスと組み合わたり、ローマンスタイルな円柱が並ぶ三日月とかやっちゃいました。
非常にクライアントさんの思い入れや実現したいことが具体的かつ大きくて、クライアントさん自ら産地に行く熱心さ。私がサイトでの販売やそれに伴うコンテンツの作り方、ブランディングの伝え方に知見がなくて、サイトオープンまでに随分時間が経ってしまったようです。若い人たちがクールにデザインして今風にお洒落なサイトにまとまってます。
個人的には位牌はまったく興味が無かったのですが、木象嵌の位牌はモダンなナチュラルで偉そうでなくていいわねえ、と思いました。位牌って自分で買うもんじゃないのかな。楷書で戒名を書くというのも実感ないなあ、言葉とか歌詞一節とか刻むといいんかしら。ともかくこういう華やかな物欲のカテゴリもあるのねえ。
ベネッセの[くり上がりくり下がりけいさんマスター]のデザインをしました。
http://sho.benesse.co.jp/sho1/original/
前モデルの二つ折りのミニマムな斜めキューブ型のもすごく思い入れてデザインしました。子供向けでも丸くなくてエッジが効いたシャープなフォルムというテーマでした。そこからガラッと変えたい、"モデルチェンジ"をしっかりしないで似ているとお兄ちゃんのおさがりでいいじゃん、となるそうです。
先方からの"ゲーム機っぽい""+-を形に表す"というキーワードを受けて、ストレートに+-の形を曲面で浮き出してます。上下のパーツ割りが斜めだし。未来的ってのでもないな、60年代のオリベッティみたいな強引でおおらかな感じになりました。教具って結構いろんな形が既にあるなと思う一方、危険&コストオーバーでなければいろんな形をほいほい提案出来て面白い。
子供でも操作しやすい10キーの配置や両手の保持感確認を、初期に3Dプリンタでモック作って子供に操作してもらったり、人間工学の先生にアドバイスをもらったりしました。
カラーリングは当初微妙にニュアンスのある色で提案していたので、子供らしい澄んだ色ってあーこういう色なのね、勉強になりました。数字のフォントは前モデルと同じくコンテンツ共通イメージでシャープな印象のを使わせてもらいました。
今回はパッケージもやらせてもらいました。従来はコンテンツのマンガや商品の斜視図が載ってたのですが、プロダクツの3面図と上下白赤のカラーリングをほぼ原寸で箱に展開しました。