2010年5月12日水曜日

帰ってきました

トルコよかった。クロスカルチャーの国だった。ずっと晴れていた。
ぱちものな土産物屋もあるけど本物の絨毯やがあまりに多い。絨毯やも陶器のマエストロもトルコ石加工業も日本語を巧みに操り技術の説明をする。すばらしいプレゼンテーション、すばらしいクオリティ、相応な価格。トルコの人は調子がいいが、インチキ臭くない。どんどん目が肥えた。
絨毯は鮮やかなのに天然のしっかりした色、みっしりとした毛足、畳めば持ち帰れる軽さ。セミヴィンテージは価格もブツの様子もこなれて買いやすい。
陶器は軽妙で嫌みのない絵付け、彩度の高い色。
トルコ石は金の混じったアンティークターコイズ、ハイクオリティのものはすごく青い。
モスクは天井が高く、実は低い照明とアイアンワーク、天井から吊り下げたワイヤーが空間の印象の重要な要素。タイルは500年前でも鮮やかで綺麗。タイルのサイズで建築寸法が決まってる(建築寸法からタイル寸法を決めてる)のか"字余り"がない。
山の姿は似ているのに、パムッカレ、カッパドキアはすごく変わっている。でも宮崎駿もガウディも来てるに違いない、石窟都市。岩場、崖、トレッキングツアーがあるらしい、気になる。
モザイクの細かさはポンペイやヴェネツィアより細かい、遺跡も考古学博物館も充実してる。
食事はラム肉魚パンお菓子なんでも美味しい。アイランという塩味飲むヨーグルトが美味しい、塩味って考えもしなかった。バクラヴァは恐ろしく甘いが癖になる。
イスタンブールはリスボンにもカトマンズにもミラノにもオスロにも似ている。
高速バスは確かにしんどいけど、慣れた。夜明けのお茶が美味しい。


あ、さすがにアルハンブラみたいに「目の解像度を超える超絶フラクタルな天井」はなかった。


結構卒業旅行で行く人が多いらしい。でも今行ってよかった。若いうちだと本物/高いものをゆっくり見ないでキッチュで我慢しようとしたな。

0 件のコメント:

コメントを投稿