2010年2月22日月曜日

ダイヤローグ・イン・ザ・ダークに行ってきた


もう10年も経つのですね。 http://www.dialoginthedark.com/ 
意外とはやく闇になじみ、とてもデリケートな体験だったので、取り急ぎメモメモ。 

・だんだん暗い部屋に行くときは闇が重い。完全に暗くなった瞬間は鼻の穴にまで闇が入ってきたみたいなむあっとした圧迫感。でも闇の中で声を出すうちになじんできた。ダイビングでボートエントリーしたときにまず息を吐く、みたいなもんかな。 

・白杖、はじめはなじめない気がするが、すぐに慣れる。 

・急にtwitterで合流してくれたewokちゃんと、20歳代と見受けられる女子2人、計4名が視覚障害者のガイドさんに導かれる。うまがあったからか、すぐにチームがうまく働く。一般に女性の方が闇への適応がスムーズらしい。このチームに男性/年配/中学生/背が高い人/無口な人が混じっていたら、どんなだったんだろう。 

・闇の中でボールを転がすと、ちゃんとステレオサウンドで聞こえる。

・だんだん音の反響で空間の広さや壁の近さがわかってきたような気もする。声の方向に行くのは 意外とすんなりできた。

・天井に頭や顔をぶつけるのではないかと心配。 

・日頃からクライミングで土や落ち葉の上を歩いているからか、なじみ深い触感。

・座るのが意外とあたふたする。 

・人工物に当たると、本能的に角を触って寸法把握をしようとした自分。こたつ幅とか絨毯の角とか。

・こたつがすごく安心する。簡単に爆睡しそうだ。というか夢の中なのか起きているのかだんだん境目があいまいになる。風呂の中みたいな気分にもなるし。妙に安心。 

・闇の中で手回しオルゴールを回すのはすごく面白い。 

・ココアよりビールを呑めば良かった。闇ビールはうまいらしい。 

・ココアのコップに挿してあったスプーンの柄のカタチが妙に触感に残った。飲み物をいただく前にウエットティシュで手を拭いたんだけど、ちゃんと拭けてるか気になった。このカフェスペースの色はどんなだろう、ジャズがかかっていたからお洒落系を想定してたのかな。小銭の触り分けも意外とすんなりできた。 

・まだ2イベントくらいこなせるな、と思ったところで終了で残念。闇うどん食ってみたい、闇全力疾走してみたい、闇幅跳びしてみたい。 

・終わって明るさに目を慣らすのに薄闇部屋で5分ほどおしゃべりをするのだが、確かに参加メンバーの声の色(オレンジとか赤いとか)やカフェのソファーの色(きっとフューシャピンクだ)とか感じた、という話をした。私の声は"少し紫がかった薄ピンク"だと、同行の女の子に言われた。 

・薄闇の中でアンケートを書いたら字がすごく大ざっぱになっていた。 

・私の場合は恐怖体験的な怖さは全然こなかった。 

バンジージャンプを体験したときみたいに、人生観が変わる/眠っていた感覚が覚醒するとか期待していたのだが、意外と安心して適応してしまった感じ。安全に闇が楽しめるように配慮されていて、カリブの海賊気分。でも帰って晩ご飯食べたら急に眠くなったので、それなりにいつもと違う感覚が鋭敏になっていたのかも。 
ちょっとお値段は高いけど一度やってみたら、"闇"への認識が改まって面白いよ。

2010年2月18日木曜日

中央線デザイン倶楽部エリアムーブメントに行ってきた

シュウさん/中央線デザイン倶楽部てどんなことをやっているのか 
仕事の為に上京したけど、東京の街をよく知らない一方、街が倦怠期にはいっているのを感じる今日この頃 
ので参加してみました。 
http://www.chub.jp/learn/conference/ 

街を再生する=新しい商業ビルが建つことなのか?地元に残っている雰囲気ある(昭和な小売店とかスナックとか)建物を街が活性化するように再活用すると街のアイデンティティがはっきりするんじゃないのか?(学生が多いとかギャラリーやアトリエを作ってアーチストを呼び込んで活性化って手法はまだまだ有効なんですかね・・)うまくいけば他の街の活性化にも応用できるのでは?東東京のSETみたいなことを西側でもやろうよ、みたいな。ということを立川で実験しつつある、とのことでした。私が立川をよく知らなかったので実感や思い入れが湧きにくかったけど、そういう気持ちになるのはわかる。 

たまたま両隣のひとが福岡/京都出身、私が神戸なんでそれぞれの街の成り立ち/背景が東京とは異なる(東京ってでかい、でも渋谷/恵比寿/吉祥寺って分け方がよいのか?て気もした)し、そう思うと会場の高円寺ってそれなりに街のキャラがはっきりしてるから、そのあたりも語りたかったかも。駅ごとの街単位にこだわらないでもうちょっと大きいエリアの括りがいいんじゃないか、とか。 

いい街って「商業施設、文化活動が活発で外から人が来る」なのか「地元の人の繋がりが住みやすい」なのかちょっと話し足りない感じ。←まあ結論はでない話だけど。 
計画した街はつまらない>自然発生ないい街を作りたい>いい街になる条件ってあるんじゃないか、とするなら何をすればよいのか(回収はできても儲かりはしないので、継続的なボランティア活動の拠り所とか) 
ローカルFMや雑誌、マップがからむのが活性化を加速させてる事例がある、じゃあこれからはどのメディアをからめるのがよりよいのか。 

2時間では話のスケールを共有しきれないから、時間足りないなあと思った。街再生ていきあたりばったりも難しいし、行政からめるとライブ感が無くなりそうだし、何から手をつけたらいいんかねえ。

それにしても建築系の人って「自然発生で活発な街」を理想としつつ、都市計画という大野望を語るよね、語るのはいいことだけど。 
面白かったけどまじめな集まりだった。寒かったから飲み会は辞去。

2010年2月17日水曜日

言葉の確認

fun 楽しみ、面白み、ふざけ、慰み 愉快な、風変わりな、安っぽく派手な
interest 興味を持たせる、関心を持たせる、参加させる、影響を及ぼす
pleasure 楽しみ、愉快、満足、喜び、快楽
enjoyment 喜び、楽しみ、享楽
amusement 愉快、楽しいこと、面白み、感興、娯楽
treat 楽しみ、喜び、楽しい催し/扱う、治療する、述べる、おごる
diversion 楽しみを与えるモノ、気晴らし、娯楽/脇へそらす
delight 楽しみを与えるモノ、大喜び、嬉しくさせる、楽しませる

explore 探検する、探査する、調査する、(人生などを)切り開く
expedition 遠征、探検

chic 粋な、垢抜けした
charm 魅力、感じがよい点、喜ばせる力、色香、魅了する、誘惑する、癒す、和らげる
catchy 楽しくて覚えやすい、ぺてんの、突発的な、気まぐれな
smart 利口な、賢い、気の利いた、才気のある、活発な、機敏な、きちんとした、洗練された、しゃれた、流行の、ひりひりする、痛み、洞察力、知恵
sharp 鋭い、尖った、角張った、激しい、はっきりした、鮮明な、刺激性の、鋭敏な、素早い、いきな、きちんとした

素敵な wonderful/lovely/nice/great/neat/darling/charming/cool/
洗練された fine/sophisticated/refined/cultivated/civilized/polished
高揚させる raise/elevate/lift/uplift

2010年2月16日火曜日

分けない

グラフィックとプロダクト、空間の融合。分けない。
装飾と機能が分けられない。それでいいじゃん、いかんか?
デザインってアートと生活の間のものでしょ。

ともこさんの趣味の切手のブログ。相場も国も作られた年代も気にしない、きれいな切手達。
沢山売れること/偽造防止が供給側の機能、
サイズ/裏表がある/発行国と価格の表記 がユーザー側の機能。
でも美しいから使いたくなる/集めたくなる/飾りたくなる。
http://wellcentred.wordpress.com/

2010年2月15日月曜日

恒例ゴッキャン(極寒キャンプ)

月山で巨大雪洞を掘ってスノーシュートレッキング。 後輩が10数年前からやってて、3年前から参加。6名のチームで8畳空間を掘る。

すんばらしいパウダースノー、バックカントリースキーができる人には夢みたいな環境です。
志津温泉つたやの若旦那、だいちゃんとも仲良くなった。
http://www.gassan-tsutaya.co.jp/bbs/top.php
だいちゃん達がたまたま前日に雪中キャンプをした場所まで雪上車で連れてってもらったので、去年とは違うサイトでした。さすが地元っこ、風向きも考慮されたいい場所だった。新築じゃなくて改築拡張だったので楽だった。センターテーブルを使った排雪システムも快調、外は雪ブロックの塁ができた。晴れていたら星もきれいだったんだろうけど、ずっと曇って雪が降ってた。
今回も8畳くらいの巨大空間を掘りました。恒例の米沢牛すき焼きもやった。だいちゃんも隣のしみずやの若い衆も「こりゃ広い」と絶賛。









だいちゃんの話を聞くと、恵まれた自然の近くに住んでる人って楽しいことに貪欲で合理的というか、そうじゃないと面白くない、んだろうな、と思った。 
競技スキー、カヌー、テレマークスキー、雪上車の操縦法、スノーモビル、うさぎ猟、釣り、霊山の怪談、山菜採り、雪下ろしの道具、ツリーハウスの話、雪旅籠のイベント、山形のお酒、おやじさんの世代の話、だいちゃんのお母さんの料理、アウトドアのスポンサーを取る話、面白い話がどんどん出てくる。



スノーシューで歩くなら大平原より林の中の方が気持ちイイ。新雪にふかふか足跡をつけるのはほんっとに贅沢な気分。気温も去年より寒くなかったのか、水が凍らなかった。
上質の雪って乾燥してるんだな。本当に静かで広くて、白い。
雪の結晶を久しぶりに見ました。



2010年2月10日水曜日

遊ぶときこそ本気

遊ぶときこそ本気を出す。バカやるときこそ綿密にやる。
真面目なこと、普通のことなら聞いたり調べたりしてだいたいその通りにやればいいのだ。

ま、リスクがふりかかるときは同じくらいなんですけどね。

2010年2月8日月曜日

作る現場に来ています

有田、波佐見の近所の大村のNさんとこに来てます。
有田の粘土はすごく扱いやすい。手ひねりでいろいろテストピースを作った、超楽しい。Nさんは陶芸教室を始めたんだけど、子どもの作陶に気づかされることが多いそうだ。自分でもいろいろ試して作ったりしている、貝や筆の軸先で型をつけたり。


円いものを円く焼き上げる為の工夫(こんなヒト手間がかかっていたのか!)もすごいけど、理にかなったいびつって自然でいいと思う。まっすぐなきゅうりを作るのに腐心するなら、美味しくて農薬の少ないきゅうりが曲がっていてもいいじゃん、みたいな話。
陶器ってつるつるして色も濃厚で綺麗だ。


今日は試験場に三次元測定器か何か見に行く予定。楽しみ。

2010年2月4日木曜日

読了レビュー100203

●自分の仕事を作る
再読、新書のときに読んで、文庫で読み直し。文庫の方が自分の身になる気がする、もしくは自分の状況が変わっているからか。
著者が興味を持った働き方を実践している人へのインタビュー集と考察。働くとはどういうことか。
真摯な分、書いた自分が実践しないと自己矛盾に悩みそうな文章。この文章に共感すると、もう単純に「企業/組織に属して働く」ということに考え込んでしまいそう。いやみんなそれぞれ考えるべきだと言っているのだ。一語一語が正しく重い。デザインとか何か作る仕事自体が自己実現に近い面があるから、理想を掲げて近づきやすいのだろう、ある意味贅沢。でも営業でもこういう気持ちを出発点にしたら販促広告とかもっと戦略的に臨機応変になるのかも。
「もしドラ」が組織ありきで個を活かす、に対し、この本は「個を活かすために組織を作る」のスタンスのように感じた。

それにしても自己啓発系の本って自分だけじゃなかなか実現できないような気もするんだけど、小さいことから実践して、周りに影響が及ぼせる世の中なんですかね、そんな世の中だと信じたい。

2010年2月3日水曜日

次にきそうな予感

金継ぎ。割れた陶器を金や漆で継ぐ技術。
壊れた美/繕った美/人為的で無い線。色、素材のコントラスト。リメイクの美。

2010年2月2日火曜日

通じるモノがある

愛機、名機:カメラ
愛車、名車:くるま
顔がある、「らしさ」がある。男子マインド。
スペックはイノベーティブでも高級の法則が厳然とある。

銘菓、銘品:お菓子、器、楽器
の方が意外と粋でラジカルだったりして。
今日柴田是真の漆展を見て思った。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition_01.html

2010年2月1日月曜日

こどものこと

かおちんという3歳児の友達がいる。
クライマーの子供なので、いつも岩場に連れてこられる。
前はダンプやクレーンのミニカーを持ってきていたが、最近は小さい岩に登るのがブームらしい。
「右手はここ」「足はここ」と小さい凹みをオブザベーションし、(全然違うとこを使うのだが)ちゃんと足に立ち込んで登ってしまう。砂や葉っぱや岩をいじるのが大好き。
ごはんを食べるときはフォークを持つのだけれど、うまく使えないで、すぐお椀に手づかみしてしまう。

コドモは無垢ではない、大人の濃縮版。エゴだし勝手だし戦略家。甘えるしすぐ気が散るし、気に入らなかったら泣く。
親じゃない私には"小オトナ"みたいでかわいいが、実親は非常にむかつくことも多々あるのだろうな。
小さいうちにいろんな刺激や価値観をインプットしてやりたい。