2010年4月28日水曜日

連休は旅

ゴールデンウイークをつないでトルコに行ってきます、観光です。


国ってどっしりしてて変わらないものだと20年前は思っていたけど、実際はどんどん変わっていくね。
トルコも通貨切り上げ?切り捨て?で0を4個切り落としたそうだ。
欧州、中東、ロシア、アジア、随分変わったなあ、この20年。
でも実地に行くと淡々と同じような暮らし。トルコはタイルが綺麗、モスクが荘厳、料理が美味しくて親日。スパイシーでビザンチンでエキゾチックは変わらない。
でもカトマンズでも液晶テレビでディスカバリーチャンネルとか見てたな。
ゆくゆくはコンビニが進出しちゃうと、世界同じようになっちゃうのかな。


急に火山が噴火したり、穏やかなバンコクで死傷者が出るデモが発生したり、ポルトガルが破産寸前になったり(去年行ったのに!)。


歴史はライブだ。
地理はリアルだ。
ネットじゃわからないことを体感してきます。

2010年4月24日土曜日

恐怖と危険

クライミングはいろんなことを教わる。
こないだプレゼした先のスタッフに元クライマーがいて、同様のことを言っていた。


クライミングの話をすると「高い所が怖いのでやらない」という言うヒトが多い。
一方クライマーに訊いても「高いの怖いよ」とほとんどのヒトが答える。
私も未だに怖い、怖くてパニックしていることもある。
パニックしちゃいけない。パニック状態だと腰が引ける、ちゃんと体重が載らない、力が入るから普段の実力が発揮できない。体が硬くなるからリーチが伸びない。手でしがみつくからあっという間に疲れる、足が慎重に置けないからきちんとムーブにならない。
怖いのは正常な反応なんだそうだ。怖いから慎重になる、危険を察知して対策する。危険を察知しないのはまずい。
そして慣れるのが一番の対策なんだそうだ。怖いから避けずに慣れるようにする、すごく高度な自分の律し方。


でも怖いよね。

2010年4月15日木曜日

久々に見た

http://www.katanacentral.co.uk/images/download/designsketch-650.jpg うーむ・・・やっぱり巧い。ハンスムートのカタナのレンダ。 さらっと描いているのにハンドルもペダルも立体に見える。 マーカーで描いてるんだもんなあ。


当時もクルマ好きでもマーカーレンダ好きでもなかったが、久々に見たらあまりに巧みですごい。テールランプの消灯してる赤いプラとか。
ホイールの書き飛ばしがすごい。エンジン部分の奥まったところとか、チューブのカーブとか。


la sportivaという靴メーカーのクライミングシューズはミウラ、カタナ、テスタロッサ、ヴァイパーと往年のいけてるクルマから名前を取ってます。なんかスーパーカー好きのコドモみたいな素直な憧れですな。 http://www.lasportiva.com/catalogue/catalogo.php?cat=10&cod3=800&Language=EN そうか昨今のプロダクトってPC上で描かれた線からできたフォルムなのか。

2010年4月3日土曜日

読了レビュー100403

犬と鬼


環境自然破壊だけじゃなくて官僚がだらしなく仕事をしているうちに収拾がつかなくなった日本、日本は教育じゃなくて調教、とかもう迷走っぷりを明らかにしている。そして読んでる自分も「ええ!知らなかった」じゃなく、「ああ、やっぱりそうだったのか。自分が感じたことは見当違いじゃなかった」という感覚。読んでる間はつらい、苦しい。胸が詰まる。
他に読んだヒトに聞いても同様の反応。一方アメリカにもフランスにもイギリスにも同様の変なことってあるんだろう。


さっき「無縁死」のテレビ番組で共感を得たのが30-40歳代ということで、それも「自分ひとりが感じる不安じゃなかったのが安心した」という心の動きが多かったらしい。なんかそれに似てる。
文明が豊かになってもいろいろと問題は多い。