2019年5月27日月曜日

揃えるだけでもデザイン

歯科医院をやっている友人のYさんがいろいろデザイン仕事を頼んでくれる。
定期検診の案内ハガキ、名刺、サイト(友達に回した)、封筒、住所印など。猫を飼っているので猫の絵とか。

 今回は問診票。wordで作ったのを使っている。まあ使うのに支障ないレベル。
住所、名前、連絡先記入と該当に○をつけるのを記述の混合。 
お年寄りでも読んで理解して記入してもらえるようにする。

・フォントを太めだけど潰れない書体、サイズにする
・選択肢のアルファベットを揃える。
・選択肢を紙幅いっぱい使って識別しやすい、○つけやすいような間隔にする。
・質問と記述を罫線で囲んで分ける
と、普通のことをやったが"すごい読みやすくなった!"と好評。よかった。
へたにイラスト入れたりウワベでリニューアル感ださなくてよかった。
 
使いやすくなったことは理解できるが、自分ではどうしたらいいのかわからないというところなのかな。
デザインというより整頓の基本みたいなところなんだが。
こういうのを頼まれてやるのも結構好きだったりする。

2019年5月24日金曜日

【私事ですが】王道イタリアを復習

3月末にローマフィレンツェ9日間の旅をした。30年前社会人結婚当初にあほみたいにローマ及びイタリア行きまくった時期があったがかれこれ15年ぶりくらいか。ヴェネツィア、コルティナは行っていたが。初めて行くエミリーヌと一緒。

昔の旅で良かったところの美味しいとこ取り。トーマスクック時刻表も不要(italo初めて乗ったか)何よりgoogleMapの経路探索でトラムもバスも使いやすくてびっくり。ヴァチカン、ウフィツィ美術館は要ネット予約だが予約さえすればとてもスムーズ。シエナとフィレンツェでドゥオモ周りの周遊チケットは高いようで結構見ごたえあった。ドムスアウレアだけ土日公開で予約してなかったので当日満員で見れなかった。
ついつい徒歩15分を繰り返し連日歩きすぎてボロボロになっていた昔の旅行が隔世の感。

ウフィツィは前は絵に貼ったガラスの反射が見えにくかった覚えがあったが今は自然光に干渉されない照明になって大変見やすくなった。やっぱりボッティチェリはキャッチーというか華があるというか著しくデッサンが狂うときもあるけど500年経っても太刀打ちできる美人画ってなかなか無いなあ。ギルランダイオはちょっと大人しいがちゃんと納期を守ってクオリティキープしててクライアントも安心だろう。




ちゃんとスぺコーラも行けた、主な蝋模型は見学要予約だがいろんな動物のはく製展示や蝋模型の一部は飛び込みで見れた。




































ローマの食事処ガイドブックで今回はレバーやアーティチョークなどちゃんと伝統料理が食べられた。フィレンツェではgoogleMapでお勧めいただいた。Osteria dei Benchiは場所が変わって小ぎれいになったがちゃんと美味しかった。イチゴのリゾットやワインパスタと攻め系のメニューもあった。











































やはりコンテンツが古代と15世紀両方だし、濃厚で盛沢山だなあと改めて認識。


前後して惣領冬美の”チェーザレ”と塩野七生の”ローマ人の物語”を読んだ。チェーザレで”カノッサの屈辱”とかボルジアと教皇庁の勢力争いとかやっと理解した、こういう複雑な駆け引きは漫画で顔が付いてるとわかりやすいな。
ローマ人はアウグストゥスまで読んで中断していたので、今回カラカラ帝からキリスト教認定まで読んだところ。ローマ帝国終了から中世まで読み進めるつもり。中世全然知らないなあ。

2019年4月18日木曜日

【私事ですが】別荘なら許される

実は年末に別荘オーナーになった。働くために東京に住むのならいい歳なので河岸を変えたいということで。去年の10月からネットで探した。別荘というとバブルとかゴージャスとか森の中にポツンと建つ豪邸で起こる密室殺人というイメージがあるが、買ったのは35平米中古なので山荘という感じ。別荘地の中で管理組合にしっかりメンテしてもらっている、温泉徒歩3分、ゴミは歩いて15歩のゴミステーションにいつでも出せる、雪が降れば道路除雪してくれる甘やかされた立地。

別荘というだけで人は浮かれるのか。

周囲の家を含め、いわゆる日本の住宅となんか違う。壁色がクリーム色、深緑や黒、赤いマドフチにブルークレーの壁の家がしれっと建っている。瓦ぶきでなくガリバリウム鋼板屋根、バルコニーは必須。日本中の普通の家もこういう可愛い感じでもいいのに。別荘地の決まりで敷地境界に塀は無し、雑な林が広がっている。
内装は節のある松の2x4幅板が斜めに張ってある。柱も皮剥いた丸太っぽい、そこに切り欠いて障子の桟や斜め梁が取り付いた吹き抜け天井とか。そんな調子なので壁に釘やらヒートン打ってハンガーかけたり乱暴な扱いも許される気がする。
 完全な引っ越しではなく最小限生活できる家財を揃えた。もともと付いていた木の枝っぽい黒鉄のシャンデリアはそのまま活かして黒x木目がテーマ、IKEAのカウンターテーブルに黒のカウンターチェア、こんなのは東京ではかっこつけすぎてやらない。このあたりの山の航空写真地図のでかいポスターを貼った。畳の上にソファーを置いた。冷蔵庫は90リットル木目。貰い物の四角い皿がなぜかここでは使える。
プロパンガスストーブ1個で過ごしてみた。寒いときは室内でもダウンジャケット&ダウンパンツ。布団の中にシュラフを入れて寝る、冬は明け方零下10度、オリーブ油が凍る。山小屋だ。
 
まずは近隣の山をアイゼン付けて登山。そして狙ったわけではないがスキー場が近い。40年ぶりにスキーした、この冬3回コソ練して、なんとなく面白くなってきた。 天気を見ながら雨は雨なりに過ごす、予約無しで夜のうちに現地入りする心のゆとり。旅行とは違うし、行けばご飯作って掃除してるんだけどなんとなく普段と違う。スーパーの食材も美味しい気がする。

やってみないとわからないもんだし、旅行欲が強い若い頃ではわからなかっただろうな。 なんだか東京での気分も緩んで物の見方が変わってきた気がする。

2019年3月28日木曜日

【私事ですが】趣味道2

寺田さんの趣味訪問の続き。
きっかけが私の絵だったので今まで描いたのを持参、見ていただく。やはり干物が好評。寺田さんも旅行にスケッチブックと青いゲルインキボールペンと絵の具持って行って描いてください。
骨が描きたいという話から写真集/宮崎学-死-を見せてもらう。なんか発売当初ショッキングなイメージがあったが今見たら淡々とした変化で、こちらも大自然慣れしたのか、山口晃とかドグラ・マグラから九相図慣れしたのか。ケンタッキーフライドチキンの骨を組み合わせて骨という漢字を作るとか馬鹿な話に展開。 ドイツの第二次世界大戦中のクレーンの写真集に夫がかぶりついている。戦車に砲塔を載せる写真が延々載っている。わからん。
作る趣味を続けるというのは場所が必要だなと思った。片付けてその都度引っ張り出して、では集中力が作れない。その場に行けば揃って整っていて気持ちを切り替えられる状態。堂々とそういう場を作っていて、自分のやりたい仕事もちゃんとこなして 尊敬しますよ。これまでコレクターのコレクション棚は見たことあったけど作る場は迫力あるな。とても参考になった。

【私事ですが】趣味道1

描いている絵の写真をfacebookにアップしたら寺田さんが"ぼくの模型も描いてください"とコメントしたので"飛行機や戦艦は難しそうですが面白そうですね""じゃあ送ります""いや送られても困る"ということで、おじゃましてきた。ムチャぶりに真面目に応酬。私は模型の世界に詳しくないので元模型少年もび夫にも同行してもらった。
何度か会っているがすごく親しいわけではないし、夫は初対面だし、寺田さんの趣味ルームに行ったらすごかった。完成した模型が並び、その棚の上に作業トレイが置いてある。部屋の隅にエアブラシとバキューム設備、塗料の棚(タミヤの非売品の)、タミヤ長谷川フジミレベルイタレリ模型キットの箱が大量に積んである。本もデザイン関連、模型資料、SFなど。いきなり頭の中を覗く状態で、緊張というか恐縮しつつも美しく整頓されたインテリア、やー凄いわ。
模型制作は塗装&ウェザリング、だそうだ。飛行機の翼の凹凸に沿った黒い煤のような汚れ、船体のぼんやりした垢のような汚れ、こなれ感というか。1/35飛行機がメインで1/72の飛行機、1/700のウォータラインの戦艦はもう腕時計みたいな解像度で目が追いつかない。 ハヅキルーペにしても集中力と手仕事の丁寧さがワケわからない。当然買ってきた部品をそのまま組んでるんでなく自作改造あたりまえ。最近は木張りの甲板などレーザーで極細ピッチで彫ってあるのもあるそうで。アマゾンで買い物もしやすくなったし、モデラー年齢層は40-50歳代で視力低下しつつも精密でレベルの高いキットがどんどん発売されているそうな。
ちっさいケッテンクラートと飛行機(コメットの三菱版だそうだ)を借りた。手の上に乗せてぐるぐる回して見てから次の人に回す、茶道具を見てるみたいな所作だ。模型道か。 
"遠くのものは空気遠近法でぼんやりする、だから小さいスケールの模型はつや消し気味に仕上げたほうがらしくなる"という説はとても興味深い。

2019年2月28日木曜日

【私事ですが】焚き火台

PDwebの連載がなくなって、それでも何か書きたいことがあるので、ここに書き留めます。誰が読むのかわからないしデザイン以外のことを短文でもいいや。
まこっちゃんがゴッキャンに持ってきたsnowpeakの焚き火台がかっこいい。どうやってるのかワンアクションで畳める逆四角錐。
そこそこ大きくて、畳めて、ダッチオーブンが仕込めて、炭も薪も使えるもの。パラボラ中華鍋やハンモックみたいなユニフレームのとか。
captain stagの焚き火台にした。六角形で月面着陸機のような。モデルチェンジで安くなってる。あまぞぬ推奨灰を受けるステンレスのお盆も一緒に買った。これはみんなが暖まれるな。

焚き火台に関しては、なぜか四角いと縁日の屋台みたいに見える。通常の生活では機能的でシンプルな四角柱がこの世界ではいまひとつに見える、効率良すぎて板金細工とか一斗缶感が強く見えるのか。妙なもんだ。

2019年2月15日金曜日

エクストラプレビュー


今回はナチュラルテイストな白&ブラウンでステンレスと真鍮とコントラスト、アクセントにサンキライの赤い実、という感じです。
展示計画、ネーミング、パッケージ検討、商品説明、写真イメージ、ロゴ、展示台の塗装もやった



レーザーカットに加えて刻印文字を生かして繊細な模様や記念メッセージを載せてみました。無地でも使えるし、メッセージ文や名前、日付をオーダーできるプレートです。
前回のミニオブジェはグラス(めがね)ホルダーに展開、エッジ&表面処理は今後も研究継続予定。



個々の商品でもあるけど技術サンプル的な役割もあります。表札や建築金具のオリジナルも相談できるきっかけにしたい企みです。











ギガ含む和柄ゴルフマーカーを作りました

前回のエクストラプレビューで発表した和柄ゴルフマーカーが先日週刊ゴルフダイジェストとのコラボ商品として掲載されました。ギガでーす。
https://www.g-pocket.jp/shopdetail/000000001164/ct102/page1/recommend/
元々ビジネスデザインアワードのご縁&名前オーダーマーカーを作っていたのでひょひょいな商品開発ですが、好評でよかった。悩まないで好評なものが作れたらそれもありがたい。
先々柄を変えて、クライミングTシャツと同じく私のノリが良いモチーフセレクト込みで永く育てていきたい趣味の商品開発としたいなあと思います。φ39,2mm厚みのステンレスはなかなか質感良いです、ゴルフしなくてもリボン通してバッグチャームにするとか。
なんかこういうクライミングなアイテムがあったらTシャツ同様限定商品やってみてもいいな。



たくさん作ったなかで好評な8柄に絞りました。

2019年1月8日火曜日

【PDweb掲載コラム最終便】

年末でPDwebの連載終了でした。最終号は4月からやってるデザイン相談のことを書きました。 http://www.pdweb.jp/column/c_movit/c_moviti126.shtml
10年半126回休載無しでやっていけたのはテーマも字数も自由きままにさせてもらったし、読んでるよとか面白いとか言っていただいたりとても励みになりました。ありがとうございます。
それにしてもいろいろ書いたなー。書いているうちにいろいろ認識したことも多かった。大阪万博もバブルも体験してるっておいしいとこ取りよね、とか。



バックナンバーは http://www.pdweb.jp/column/index.shtml
更に古い60回以前のは話題として古いけどamazonで"女子デザイナーの歩き方"で検索してみてください。