2018年3月28日水曜日

4月から東京都中小企業振興公社のデザイン相談員をやります

月一回どうなることやら。デザイン相談の席では直接自分の売り込みはしないんで、うだうだの世間話にならないようにお役にたてる事ができるのか、やってみながら試行錯誤ですわ。
http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/shien/soudan/design.html
http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/shien/soudan/designer.html

ところで東京都中小企業振興公社発行の"デザイン活用ガイド"という小冊子はすごくよくできているので、これ読むだけでもとても参考になると思います。

2018年1月30日火曜日

モンキーマジック ジムスリッポンです

一昨年の秋だったかに小林さんに"ジムでビレイするとき足が寒いので内履き作りたい、片山さん以前スリッパ作ってたでしょ"と相談され、どうしようかなーと思ってました。スリッパは楽だけどスポーティじゃなくてかっこ悪い&脱げやすい、靴下や室内履きは履く手間がめんどい、クロックスは嵩張るし、裸足はじわじわ寒い。なかなか決定打が無いんですよね。

そうこうしているうちに、以前(東日本震災の翌年)一緒に仕事させていただいた石巻のウエットスーツメーカーmobby'sの兄弟会社のファン・クリエーションさんから去年の夏にひょっこりメールが来て、また何かやりませんかとお話いただました。嬉しいね、忘れられてなかったね、ありがたいです。あ、じゃあクライミングジムで履く室内履きどうですか?とんとん拍子の半年で製品にすることができました。ジムスリッポンという名前です。
去年のモンキーマジックの目隠しコンペで先行販売して好評でして、だんだん拡販していく感じになってきました。

ウェットスーツ生地(ネオブレン)独特のもちもち弾力が心地よく、ふにゃふにゃした靴下や堅い靴と違うフィット感です。フィットしてるのにサラッとしてるというか。縫製もウエットスーツ方式なので、内側に縫い目のミミがなくて滑らかです。

柄はモンキーマジックおなじみのランドルト環とロゴ、自販機デザインでも展開したクライミングギアと組み合わせてグラフィカルにカラフルにグラデーションにしました。ブラック地にカラフル柄のブラックと、マルチカラー地にフロストホワイトの柄を載せたホワイトの2柄展開です。こんな鮮やかなプリントができるのもウエットスーツならではの技術。表面も膜っぽく硬くなったりしないで布&ウレタンの心地よさです。
底はウエットスーツの膝部分など補強箇所に使うかっこいいパターンのEVAです。底の摩耗などを考慮すると室内用です。

サイズは大(25-28cm)小(23-25cm)左右同じ形状。履いてビレイのように踏ん張りたい、フィットした履き心地がいい人は男性でも小を買っているようで、それぐらい伸縮性があります。普段の室内履きとして使いたいなら大でゆったり履く女性もいるそうです。

当面はモンキーマジックの月数回定例で行っているマンデーマジックのイベントで実際に履けるサンプルもありつつ購入可能です。また片山からも購入可能です。購入というか、モンキーマジックの活動を応援する3500円以上の寄付、3200円/税込3456円となります。

ジムで取り扱いたい、オリジナル柄(意外と小ロット対応が可能)、などこれからいろいろ企んでいきたいと思います、ご興味ある人連絡ください。よろしくお願いいたします。






















2017年11月10日金曜日

モダン仏壇の新ブランドのプロダクトデザインをしました

https://qualita.life/
ぶつだんクオリタ

モダン仏壇の新ブランドを立ち上げたい、というご相談を北匠工房さん経由でいただいて、一部の商品、オープン型仏壇、位牌フォルム、仏具などのデザインやディレクション、ブランドネーミングをしたのがリリースされました。ステージタイプの小さいほうは模様ガラスと組み合わたり、ローマンスタイルな円柱が並ぶ三日月とかやっちゃいました。

非常にクライアントさんの思い入れや実現したいことが具体的かつ大きくて、クライアントさん自ら産地に行く熱心さ。私がサイトでの販売やそれに伴うコンテンツの作り方、ブランディングの伝え方に知見がなくて、サイトオープンまでに随分時間が経ってしまったようです。若い人たちがクールにデザインして今風にお洒落なサイトにまとまってます。

個人的には位牌はまったく興味が無かったのですが、木象嵌の位牌はモダンなナチュラルで偉そうでなくていいわねえ、と思いました。位牌って自分で買うもんじゃないのかな。楷書で戒名を書くというのも実感ないなあ、言葉とか歌詞一節とか刻むといいんかしら。ともかくこういう華やかな物欲のカテゴリもあるのねえ。


2017年8月23日水曜日

小学1年生の教具をデザインしました

ベネッセの[くり上がりくり下がりけいさんマスター]のデザインをしました。
http://sho.benesse.co.jp/sho1/original/

前モデルの二つ折りのミニマムな斜めキューブ型のもすごく思い入れてデザインしました。子供向けでも丸くなくてエッジが効いたシャープなフォルムというテーマでした。そこからガラッと変えたい、"モデルチェンジ"をしっかりしないで似ているとお兄ちゃんのおさがりでいいじゃん、となるそうです。

先方からの"ゲーム機っぽい""+-を形に表す"というキーワードを受けて、ストレートに+-の形を曲面で浮き出してます。上下のパーツ割りが斜めだし。未来的ってのでもないな、60年代のオリベッティみたいな強引でおおらかな感じになりました。教具って結構いろんな形が既にあるなと思う一方、危険&コストオーバーでなければいろんな形をほいほい提案出来て面白い。

子供でも操作しやすい10キーの配置や両手の保持感確認を、初期に3Dプリンタでモック作って子供に操作してもらったり、人間工学の先生にアドバイスをもらったりしました。

カラーリングは当初微妙にニュアンスのある色で提案していたので、子供らしい澄んだ色ってあーこういう色なのね、勉強になりました。数字のフォントは前モデルと同じくコンテンツ共通イメージでシャープな印象のを使わせてもらいました。

今回はパッケージもやらせてもらいました。従来はコンテンツのマンガや商品の斜視図が載ってたのですが、プロダクツの3面図と上下白赤のカラーリングをほぼ原寸で箱に展開しました。



2017年6月19日月曜日

新柄クライマーTを作りました

以前からスイスの切り絵みたいなのが作りたいなーと思ってまして、大人っぽい民藝風、普段にも着れるクライマーTになったと思います。丸構図もやってみたかった。

年2回募集して作ります。
それにしてもスイスの人はこれくらい細かい柄を先の細いハサミ一本できり出すって、ラジカルです。

2017年1月30日月曜日

東京都ビジネスデザインアワード優秀賞いただきました

 提 案:ユーザーが仕上げる花器デコレーションシート
/ 片山 典子 (moviti design)プロダクトデザイナー
テーマ:金属の板材を利用して流通に展開する「老舗板金技術」 / 株式会社丸和製作所(昭島市)


レーザーカットしたステンレス板を手近な器にセットして、新しい表情の花器を作る。意匠のテーマは"錯視"

デザイン意匠が結構強いアイデアなので、12月にテーマ賞の通知をもらった時はびっくりしました。選んでもらって本当に感謝です。
年末年始を挟んで最終審査プレゼンに向けて試作など準備、丸和製作所さんは若く意識高くノリの良い社長さんといい感じに熱くクールに仕事する平成生まれの社内デザイナーのおかげで試作できました。
会場では知ってる人もエントリーしてたり(元気くんが最優秀さすが)デザイン振興会の人とも会って、まあガチガチの緊張ではなかったのですが、プレゼンは久々のでかいホールであわあわでした。
審査の時の反応や、今後の展開の課題など色々もらって、秋のインテリアライフスタイルショーでのリリースに向けて?商品化を進めます。
ビジネスモデル構築ってそんなんわからへんと思ってましたが、価格や販路、ラインナップを考えるのは自然とやってる、これがビジネスモデルなのね。
若い人と混ざって世間の冷たい風に吹かれて鍛えてもらおうと思ってエントリーしたら、色々得るものもあり世間の暖かさも実感しました。
がんばるわ、
東京都のHPにも掲載いただきました。いっぱしの都民になった気分です。

https://www.tokyo-design.ne.jp/news/2016/17-0127/
http://www.metro.tokyo.jp/.../press/2017/01/26/23.html

2016年11月14日月曜日

ケータイ仏壇をデザインしました

マルキさんの商品企画のKさんから"ケータイ仏壇"というお題をいただき、デザインしました。

例えば思い出の地の旅行に持って行ける、子供の結婚式に持って行ける。
写真と花入れ、香立、ローソクが納まる小箱。
サイズはひげ剃りを買ったら入ってくるボックスポーチぐらい。
高級感や頑丈さを出すために板の組み合わせでなく、内容物がちょうど嵌る凹をNCで削り出す。
当初の構想は蓋がそのまま正方形のフォトフレームで中トレイは無しでした。

マルキさん経由で飛騨の木工メーカーさんがアレンジしてくれました。
フォトフレームとボックスのデザインを細い寄せ木のモチーフで繋ぐ。
フォトフレームは磁石で縦横どちらも対応可能。
ボックス蓋の指掛けの穴が花立ての試験管を立てる穴を兼ねる。

木の小箱をどうやったら高級感が出せるか、食器でも文房具でもない感じが出せるか。
ポータブルさ、便利さときちんとした印象をどう両立させるか。悩みました。
自分でデザインして未消化な部分を、飛騨のメーカーさんがなるほどなアウトプットに仕上げていただき
勉強になりました。

先日のマルキさんの展示会で発表、好評だったそうです。