2010年1月23日土曜日

読了レビュー100123

本ばかり読んでますね。実はこの数年何を読んだらいいのかわからなくて山岳ドキュメンタリーくらいしか読んでなかったのですが、堰を切ってますね。

●FREE
ベストセラー。(web上の)無料サービスでどうやってもうけるのか。0(ゼロ)の発明、クラシックな経済学の歴史から始まって現在を述べているので説得力がある。そもそも経済学ってどんな学問がよく知らなかったのがちゃんと書いてあった。ダイジェストならP322以降の巻末付録で内容が総覧できる。ビジネスモデル50は例証が挙げられている(倣ってうまくいくかはわからないし、例証に値するのか偶然短期的な現象なのかはともかく)
稀少と潤沢、という考え方はすごく混乱しがちなことを整理するワードだと思った。ま「独自の技術(稀少)で数打って当ててシェアを取れ」なんて事言われがちなんで、そことの折り合いは別途考えねば。知的財産とか著作権保護への考え方も主義じゃなくてタイミングで使い分けがよいんかしらね。
ひょっとしたらすごく従来の経済本と同じような読後感なのかもしれない、私は経済書を読んだことがあまりないのでわからないが。でも読む気になって読了したんだから、freeについて知りたいという興味にミートした、ということなんでしょな。

ところでGoogleも立ち上げ当初は小さい会社でサーバー容量も小さかっただろうし、どうやって最初の顧客を獲得したのかしら。検索アルゴリズムが独自に優れていることをどうやってアピールしたんかしら。
iPodはハードで儲けて/iTuneはサービスとして成功したけど、次期iPodってどんな仕様なのかしら、いつまでも容量だけのバージョンアップでは¥0になってしまうし。そういうとこは各自で仮説立ててね、ってスタンスですな。

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